リリースから2年が経っても根強い人気を持つAPEXですが、その人気の1つがランクシステムです。
しかし、S12にはランクシステムに変更が加えられ、S12マスターが2倍以上増えてしまうという事態に・・・
この記事では、マスター経験者がS12のマスター・ダイヤの「価値」に焦点を当てて、S12のランクの難易度など、さまざまなポイントに触れています。
APEX・S12にランクは難易度が下がっているのは事実
これから、S12のランクについて、マスターに行った経験などから難易度について触れていきます。
S12の現状をチェックしていきましょう。
数字上のS12のランク
まず、はじめにAPEX全体のS12のランク分布についてチェックしていきましょう。
、記事執筆時点(S12・スプリット2中盤v)で、マスターが3%以上います。
また、ダイヤ全体でも15%という数字になっており、これからもどんどん増えていくことを考慮すると、他のシーズンと比較して明らかにマスター・ダイヤともに増加していることが分かるでしょう。
特に、S12のスプリット1は、マスターが5%~6%程度分布していたこともあって、大きな話題になりました。
APEXのマスターというと、プレデターほどではないものの、上位プレイヤーの証となっていたため、マスターの増加にショックを受けた方もいるかもしれません。
過去のシーズンとS12のマスターを比較
では、過去のAPEX各シーズンと比較して、S12のマスターはどれぐらい多いのか?というポイントを比較していきましょう。
S7以降のマスターとの比較は、以下のとおりです。(プラットフォームはPC)
シーズン | プレマスの比率 |
S7 | 0.2% |
S8 | 0.4% |
S9 | 1.2% |
S10 | 1% |
S11 | 2.2% |
S12 | 3% |
S12のデータについては記事執筆時点でのデータを参考にしています。
そのため、既に3%に達していることを考慮すると、シーズン終了時には1~3%程度は上乗せされる可能性が高いでしょう。(スプ1の状況から)
上記のようなデータを考慮しても「S12はマスターが他のシーズンと比較しても、多い」と言えます。
マスター体感のS12ランク
筆者はS12においてマスターを達成しました。(S12・スプリット1)
結論としては、やはり難易度は低かったと言えます。
というのも、合計で1週間強ほど掛かったものの、1日あたりランクを動かしていた時間は2時間もないので、合計で20時間未満でマスターに到達しました。
細かく時間を計測していないものの、プラチナが数時間程度、ダイヤで10~15時間程度でしょうか。
また、難易度が低かったこともあって、かなり適当にやっていたので(詰めまくった)、ガチ盛りムーブでいけば、もっと早く到達することも可能だったでしょう。
恐らく、これまでマスター帯・ダイヤ帯に分布していた多くの方が、同じような感想を抱かれたでしょう。
難易度が下がった背景はなにか
難易度が下がった背景には、さまざまな要因が考えられるため、一概には言えません。
ただ、「ランクのシステム」に変更が加えられたのが大きいでしょう。
S12のポイントと立ち回りの変化
S11ではキルポイント上限175・順位ポイント上限100だったのに対して、S12ではキル・順位ともに125ポイントに統一されました。
気になるのは「これがどうランクのプレイに影響を与えるのか?」という点ですが、端的にまとめると、順位だけ上げてもそこそこ盛れるようになりました。
S11ではキルポイントに比重が傾いていたため、盛っていくにはある程度アグレッシブなプレイも必要になります。
逆に、順位を挙げなくともダウンさえ取れれば、盛れやすい環境でした。
S12はその逆で、順位にもある程度のポイントを与えることで、BR向け(生き残る)が必要になりました。
対面が重視されていない訳ではありませんが、根気とハイド精神さえあれば、ある程度盛っていくことができます。
良く言えばBRらしいランクになったと言え、悪く言えばフィジカルがない・対面力の低いプレイヤーでも、ダイヤ・マスターに到達可能です。
立ち回りの変化によるレベルの低下
立ち回りさえ良ければある程度、RPを盛っていくことが可能なため、当然ですが相対的にフィジカルが無い・対面力が低いプレイヤーでも次のランクに昇格できます。
前述した経緯から、ダイヤ or プラチナを経験したことがない方も、ダイヤ帯なりプラチナ帯に昇格することで、結果的にダイヤ・マスターの人口が増えたのでしょう。
体感ではあるものの、S12ではダイヤ帯でマスターバッジを付けていない方が多く散見されました。
これまでは、特にスプリット前半ではマスター経験者 VS マスター経験者という構図が、ダイヤ帯で多く見られました。(恐らく半分以上がそんな感じ)
しかし、S12では非マスター経験者も多く見られるようになり、当然ですが、敵のレベルが下がっている感は否めませんでした。
価値はない?ある?S12のマスターやダイヤの価値
ダイヤ・マスターの人口が増えたことで「価値なくない?」という意見も散見されるようになりました。
これから、APEXのマスター・ダイヤの価値についていくつか触れていきます。
価値観は人それぞれ
前提として、価値観は人それぞれです。
マスター・ダイヤではなくとも、各プレイヤーが価値を感じていれば、価値があるでしょう。
APEX初心者・FPS未経験のプレイヤーからすれば、プラチナさえ大きな壁になりえます。
そのような方にとって「数が増えたから」なんてどうでも良いことでしょう。
筆者も個人的に、マスターの価値とかどうでも良いです。
ゲームのデータでしかないですし・・・笑
フレンドとランクを回して、達成感を得るのが楽しいだけなので、目標はプラ・ダイヤ・マスターであろが、どうでも良い・・・・
相対的な価値でもそれほど低くはない
ただし、前述したのは各個人における絶対的な価値の話であって、他と比較したときの相対的な話ではありません。
しかし、相対的な価値であっても、マスター・ダイヤは評価できるのではないでしょう。
上位0.00000000000000000000000000000000000001%になれないと、自信を持てない!
なんて方は例外ですが、S12マスターなら100人中上位6人、ダイヤなら上位20人には含まれていることになります。
十分に上位プレイヤーと言えるでしょう。
もちろん、他のシーズンのダイヤ・マスターと比較すると、相対的な価値は下がります。
しかし「せっかく、S12でマスターに行ったのに、価値がないなんて・・・」と、嘆くほどのことでは無いでしょう。
マスター・ダイヤの希少性が低下することによる影響
これから、価値のあり・なしは一度置いておいて、現在のランクの状況などを考慮し、マスターやダイヤの希少性は確保するべきか否かについてご紹介していきます。
現在のランクの状況を整理
現在のランクは、マスターまでなら絶対的な数値で、到達可能なランクです。
つまり、どんなプレイヤーであっても1万RPさえ盛れば、マスター帯に分布されます。
それ以上を目指す上位プレイヤーは、プレデターを目指すことになりますが、プレデターはそれ以下のランク帯とは異なり、相対的な数値で決まります。
具体的には、上位750位のRPを持ったプレイヤーがプレデターに到達可能です。
S12のスプリット1では、プレデターの下限が4万RPを超えて話題になっていました。(S12ではマスターが増え、プレマス帯の難易度が低下したため)
社会人や一般プレイヤーの限界到達点はマスター
恐らく、 上位プレイヤーの社会人・一般プレイヤーの限界到達点が、マスターであると言えるでしょう。
上記したとおり、プレデターは相対的な数値で評価されますし、時間があればあるほど非常に有利です。
S12は異常な状況だったことを考慮して、一般的なシーズンの状況を考えても、時間が限られたプレイヤーにとって、プレデターは時間的な面から到達が難しいと言えるでしょう。
まとめると、暇人 or APEX自体を仕事にしている or 著しくレベルの高いプレイヤーくらいじゃないと、プレデターには到達できないということです。
一定の上位プレイヤーのモチベ低下はありそう
前述したような点を総合的に考慮すると「マスターの価値が無い!」みたいな話題が広まり、一般的にそのような認識が広がると、上位プレイヤーのモチベ低下はあり得るでしょう。
さきほど綺麗事を書きましたが、価値観は人それぞれなので、もちろんマスターの「希少性」を重視している方もいますし、決して少なくないでしょう。
この点を考慮すると、希少性を重視しているマスター経験者で、プレデターに行く時間的な余裕がない層みたいな層にとって、現在のランクは悪夢でしょう。
このあたりは、APEXの運営がどのように考えているかが不明なので、なんとも言えない部分ですが、恐らく上記していた上位プレイヤー層は、そこそこ居ると思います。
そもそも昔からマスターはピンきりだし増えている
S12では「マスターの価値がない!」なんて言われていますが、そもそも今に始まったことじゃありません。
恐らくその価値とは、マスターに対する幻想だったり、ブランド力も含んでいると思いますが、昔からマスターなんてピンきりです。
マスターなのに期待はずれ・・・みたいなことはザラにあります。
また、S12以前にもマスターは増加傾向にありました。
前述の通り、S8にはプレマスともに1%を切っていた分布が、S11には2%を超えていました。
マスターの増加は、シーズンを追うごとに顕著になっています。
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