APEXのよくある問題の1つがパッドのエイムアシストとキーマウ論争です。
海外キーマウ勢のプロが「こんちょろーら!」と荒れる場面を見たことは、幾度となく見たことがあるでしょう。
筆者はパッドで数千時間、キーマウでも数百時間プレイしており、マスターに到達した経験もあります。
そんな筆者が、パッドのエイムアシストが強すぎるのか否かという点について、色々と個人的な意見を書きました。
APEXのエイムアシストはいらない?必要性について
まず、はじめに「そもそもエイムアシストって必要?」というポイントについて、触れていきたいと思います。
パッド・コントローラーのエイムアシストは絶対に必要
パッド・コントローラーのエイムアシストの優位性から「そもそもエイムアシストって不必要では?」という考えをお持ちの方もいるでしょう。
ただし、筆者の考えでは、パッドとキーマウが同じ環境でプレイするなら、必ずエイムアシストが必要です。
というのも、構造的にパッド・コントローラーはかなり不利です。
マウスの場合、常にマウスの下が中心となっています。
この構造から、左右の入力を行う際に「右 to 左」という入力をダイレクトに可能です。
一方で、パッド・コントローラーの場合は、スティックの構造上、右にスティックを倒している状態から左に入力を行おうとすると、以下のような順序で入力を行います。
- 右
(スティックを右に倒している) - 真ん中
(左に行く途中で真ん中を通る) - 左
当然、レレで戦うことが少なくないAPEXですから、かなり不利になります。(というか、エイムアシストが無いとまともに戦えない)
また、シンプルすぎて詳しくは触れないものの、パッドは操作性がかなり悪いです。
これは「キーマウからパッド」、「パッドからキーマウ」といったように、デバイスの引っ越しを経験している方なら、実感していることでしょう。
近距離の強さはパッドが圧倒的
前述したとおり、パッド・コントローラーにエイムアシストは構造上必要です。
しかし、その一方でエイムアシストの恩恵から、パッド・コントローラーの近距離は明らかに、キーマウよりも強いです。
レベルの高いキーマウ勢はキャラコンなど、近距離の戦闘においてさまざまなテクニックを用いることが多いです。
一方で、パッドの場合はほぼエイムを鍛えるだけで、近距離の戦闘に勝てます。
キーマウ勢がタップストレイフをしようと、エイムアシストさえあればそこそこあたります。
これは、CS勢やパッドしか経験の無い方の場合は実感しにくい部分ですが、キーマウ勢の多くが上記のような認識を持っているでしょう。
APEXのエイムアシストは強すぎ!強すぎる理由を解説
前述したようなことを踏まえた上で、キーマウ・パッドを利用とも経験した筆者が、APEXのパッドのエイムアシストが強すぎると考える理由について触れていきます。
強すぎる理由1. APEXは近距離が一番重要
一番重要なのが、APEXはゲームの特性上、近距離が一番重要だという点です。
後述しますが、キーマウにも優位点はあって、その1つとして中距離〜遠距離のエイムが挙げられます。
APEXでは中距離〜遠距離のエイムがそれほど意味をもちません。
もちろん、中距離から敵を溶かして詰めるきっかけを作ったり、ダメージを稼ぎやすかったりといった点で、役に立つ場面もあります。
ただ、APEXは敵が硬く、なおかつシールドバッテリーを巻けばある程度、戦闘に復帰可能です。
最終的には「近距離で仕留めないとダウン・キル数が取れない」ゲームです。
そのため、どうしても「近距離の戦闘」が重要になります。
前述したとおり、パッドの優位点は近距離における戦闘にあり、パッドが強すぎると感じてしまいます。
これが、APEXが遠距離から数発で敵を倒せるようなPUBGなら、パッドにエイムアシストが付いていてもまた変わっていたでしょう。
強すぎる理由2. パッドの方が成長しやすい
強すぎると感じる理由の2つ目は、パッドの方が成長しやすいという点です。
キーマウ・パッドの成長速度を比較したときに、個人差はあるものの、同じ100時間をプレイした場合、KDが高くなるのは恐らくパッド・コントローラーの方でしょう
なぜなら、前述したようなAPEXの特性上、近距離が重要であるというのはもちろん、パッド・コントローラーの場合は「エイムさえよければどうにでもなる」面があります。
パッド勢なら数時間~数十時間、射撃練習場でリコイルコントロールの練習をして、アリーナを回していればある程度、まともなエイムは手に入るでしょう。(FPS経験者を想定)
そして、そのエイムを武器に近距離戦を仕掛けていけば、そこそこ敵が倒せるはずです。
一方で、近距離で苦戦を強いられるキーマウ勢がAPEXの戦闘で練習するべき点は多岐にわたり、目に見えてわかるような成長が見られるまでには時間がかかります。
パッドほど強力なエイムを得られにくい分、キーマウ勢には習得するべきスキルが多いです。
解決策はエイムアシストの弱体化くらい
恐らく、前述したような「パッドのエイムアシストが強すぎる」という状況を解決するには、エイムアシストの弱体化くらいしかないでしょう。
現在、PC版で0.4程度(噂)と見られており、過去にはPCで0.2、CSで0.4に弱体化するという情報もありました。(変更が加えられたのかは不明)
中には「キーマウとパッドのマッチを分けるべき」とする意見もありますが、そうなると恐らくマッチングが困難になるでしょう。
また、パッドの弱体化と同時にタップストレイフの弱体化を入れるべきという意見もあります。(実際にそのような情報が出たことも)
しかし、個人的にタップストレイフの弱体化には反対です。
タップストレイフのような動きができるのがAPEXの1種の魅力であり、恐らく弱体化を食らうと、かなり面白くなくなります。(パッド勢も面白くなくなると思う)
キーマウにもアドバンテージはある
この記事では、色々とパッドが強すぎるという意見を書いてきましたが、これではパッド勢から反感を買ってしまうでしょう。
パッド勢の一員として、キーマウ経験者でも筆者が、キーマウ勢のアドバンテージについて触れていきます。
キャラコン・操作性が高い
まず、挙げられるのがキャラコンでしょう。
タップストレイフなどがエイムアシストの大きな脅威ではないことは前述のとおりですが、それでも本当に上手い人のキャラコンはガバガバエイムになります。
また、タップストレイフのような極端な動きに限らず、キーマウの操作は0 or 100ですので、レレが早く、細かな動きにキレがあります。
このような操作性の良さは、キーマウ特有のものであり、キーマウを使う楽しさにもつながっていると思います。
リコイルコントロールが簡単
武器によってパッドとの差は異なりますが、全体的にリコイルコントロールがやりやすいというのも、キーマウの利点でしょう。
実際にマウスを利用してみると分かりますが、初めての1発を打ち始めたときからFPS経験者であれば、ある程度のリコイルコントロールが可能でしょう。
(そもそもAPEXのリコイルはそこまで激しくない)
リコイルコントロールの一点のみにフォーカスすれば、キーマウの方が成長速度が早いでしょう。
ただ、個人的にSMGなど一部の武器については、パッドの方がやりやすい or キーマウと同じくらいの難易度という印象があります。
中距離~遠距離のエイムはキーマウの方が有利
中距離〜遠距離のエイムについては、明らかにキーマウの方がやりやすく、有利です。
筆者は元CS勢ですが、PCに来てはじめに驚いたのは中〜遠距離のアテ感です。
CS時代なら「コンバーターか?」と疑うほどの中遠距離エイムが、PC版では普通に見られます。
もちろん、前述したとおり、APEXにおいては近距離の戦闘が重要なため、近距離のエイムほど大きな利点はありません。
しかし、詰める起点づくりなどには便利です。
エイムアシスト論争はあるものの・・・
この記事では、パッドのエイムアシスト論争につれて色々と書いてきました。
筆者は最終的に両方とも利用した上で、パッドを選択していますが、使っていて楽しいのはキーマウです。
あの操作性はパッドでは味わえません。
コメント
PC版ではエイムアシストいらない派です。そもそもPCにはキーボードがついてるんだからキーボードでやればいいし、パッド使いたいならCS版やればいいんです。
タップストレイフなどいくらキャラコンしたって、アシストでエイムがくっついてくるんだから明らかにエイムアシストのほうが強い。だからプロもパッド移行してるんだし。